赤い羽根共同募金とは?寄付金の使い道や歴史を解説!

この世の中、様々な寄付がありますが、多くの人が行ったことがあるのが赤い羽根共同募金ではないでしょうか?

小学校などでも積極的にされている寄付活動の1つで、赤い羽根を洋服や帽子にさしたなんて記憶がある方も多いかと思います。

ただ、よく見かける募金ではありますが、集まった寄付金がどのように使われているか知らないという方もけっこう多いのではないでしょうか?

今回は、赤い羽根共同募金で集まった寄付金の使い道や歴史について解説したいと思います。

赤い羽根共同募金の歴史について

赤い羽根共同募金は、第二次世界大戦後、昭和22年(1947年)に、市民主体の民間運動「国民たすけあい運動」として始まったものです。

第1回目の共同募金で集まった寄付金はおよそ6億円(現在の価値にして1,200億円)もの金額でした。

日本中の人々が食糧難や住む場所に苦しんでした時期に、これだけの寄付が集まったのはすごいですね。

集められた寄付金は、戦後復興の一つとして、被災した福祉施設を中心に支援が行われました。

その後、社会福祉法に基づき、地域福祉推進のために活用されました。

募金額は1995年度に約265億円集まったのをピークに、年々少しづつ減っており、2015年度に集まった募金額は約184億でした。

歴代のポスターについて

赤い羽根共同募金では、数年に一度ポスターを新しくしています。

そのポスターに採用されているモデルの変遷の歴史をまとめました。

  • 1977年 草刈正雄
  • 1978年 ピンクレディー
  • 1979年 竹下景子
  • 1980年 北の湖
  • 1981年 金沢明子
  • 1982年 伊藤つかさ
  • 1983年 堀ちえみ
  • 1984年 大原麗子
  • 1998~2000年 俵万智
  • 2001年 成田真由美
  • 2002年 柊瑠美
  • 2003年 宮地真緒
  • 2004~2006年 石原さとみ
  • 2007年 石橋杏奈
  • 2008~2009年 藤原紀香
  • 2010年 ドラえもん
  • 2012~現在 初音ミク

2010年からはドラえもん初音ミクといったキャラクターがポスターのモデルになっています。

初音ミクは2012年から現在に至るまで7年間も採用されており、最長記録を更新し続けています。

2019年度も引き続き、初音ミクがポスターのキャラクターになるようですよ。

なぜ赤い羽根なの?

共同募金がなぜ“赤い羽根“共同募金と呼ばれるのでしょうか?

赤い羽根は欧米で「勇気」「良い行い」という意味を持ちます。

アメリカの原住民は、頭にいろいろな色の羽根飾りをつけており、色によって意味がありました。

その中で赤い羽根は勇気のある行いや良い行いをした人がつけていたものと言われています。

日本で赤い羽根共同募金が始まった当時、アメリカでは良い行いである共同募金の象徴として使わており、そこから日本でも募金への象徴として採用されました。

共同募金自体は世界の40余りの国において行われていますが、シンボルとして赤い羽根を今でも採用しているのは日本だけです。

かつてアメリカや南アフリカでも赤い羽根をシンボルとして使用していたようですが、今では使われていないためです。

なお、日本で使用している赤い羽根はにわとりの羽根を赤く着色したものです。

また、羽根だけでなく、赤い羽根をモチーフに使いキャラクターとコラボさせたバッジやシールを配っている自治体もあります。

また、赤い羽根を始めとして、今ではさまざまな色の羽根をシンボルとした募金があります。

緑の募金

緑の羽根をシンボルとした昭和63年(1988年)に始まった公益社団法人国土緑化推進機構の開催する募金で、森林整備や森林環境教育、海外緑化支援に活用されています。

青い羽根募金

公益社団法人 日本水難救済会(マリン・レスキュー・ジャパン)が募金活動を行う、海での遭難救助などを支援するための募金です。

水色の羽根募金

漁業中の海難事故で親を亡くした子供への支援に活用される募金です。

黄色い羽根募金

臓器移植の推進のための募金です。

過去には、日本赤十字社が行っていた白い羽根募金や、炭鉱失業者生活助け合い運動の黒い羽根運動などもありました。

赤い羽根共同募金は強制なの?

赤い羽根共同募金というと、小学校で赤い羽根と交換させて募金を集めたり、自治会で個別に集金のように集めにくるイメージがありませんか?

赤い羽根共同募金はボテンディア活動ですので、あくまで自発的に行われるものなのですが、どうしても強制的に感じる側面があります。

実際に、地域で募金を集めるときには、自治会の持ち回り班長が当番として戸別に回るようになっていたところもあったようですね。

 

ですが、このような活動は見直しを求める動きもあり、実際に2009年には自治会に各種寄付を集めさせるやり方を見直す意見が青森の自治会長団体から提言されています。

現在では、戸別訪問は止めて回覧板とともに募金袋を回したり、自主的に自治会役員のところに持参したりなど、形を換えて募金を集めている自治体も多いようです。

赤い羽根共同募金は強制のように感じるという意見がありますが、少しづつ募金方法が見直されています。

自らの想いで協力するという本来の形になっていって欲しいですね。

赤い羽根共同募金への寄付金の使い道とは?

赤い羽根共同募金に寄せられた寄付金は、翌年度の末日までに都道府県内の地域福祉団体等に使い道を明確にして配分されています。

なお、共同募金が始まって71年間の合計寄付額は9672億円で、もうすぐ1兆円に届くと言われています。

具体的には、高齢者や障害者等を対象として行う食事・入浴サービス事業、地域の住民を対象として行うさまざまな福祉研修・講座を開催する事業など、集められた地域の福祉推進のための事業を対象に配分されています。

また、被災者支援活動にも活用されており、現在、北海道胆振東部地震、台風21号災害、7月豪雨災害、大阪府北部地震の災害被災者支援に活用されています。

東日本大震災や熊本地震の際にも活用されています。

私たちの住む町で助けを必要としている人たちのために活動しているボランティア団体などにも助成されています。

寄付金の使い道についてもっと詳細について知りたい場合は、公式サイトでも公開しています。

まとめ

赤い羽根共同募金についてはなんとなく知っている方は多いと思います。

しかし、歴史的背景やなぜシンボルとして赤い羽根が採用されているのかなど、詳しいことは知らなかった方も多いのではないでしょうか?

意外と古くからあるもので、人々のたすけあいの精神によって続けられてきたものであることが分かりました。

自分のできる範囲で共同募金に参加することによって「じぶんの町をよくするしくみ」に活用されていきます。

まず自分から支援の輪を広げてみてはいかがでしょうか?

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