募金と寄付型クラウドファンディングの違いは? メリット・デメリットは?

最近、何かのプロジェクトの資金集めの方法として、クラウドファンディングが一般化されてきましたね。

クラウドファンディングとは、インターネット経由で寄付や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。

日本では、2000年に音楽ファンドが始めたのがきっかけに、ここ数年で急激にクラウドファンディングによる資金調達が活発になりました。

その背景には、ソーシャルメディアの発展により、個人でもプロジェクトの立ち上げなどが始めやすくなったことが理由と言われています。

さて、数あるクラウドファンディングの中には、「寄付型」というものも存在しています。

ただ、これは募金と似ているため、この両者が混同されてしまいがちのようです。

ここでは、募金と、寄付型クラウドファンディングの違いについて、詳しくお話します。

他の記事ではクラウドファンディングで寄付金控除を受けるポイントについて解説しています。

>>クラウドファンディングで寄付金控除をうける時のポイントとは?

募金とは

募金とは、「お金を募る」という文字の通り、寄付者から直接お金をいただく活動のことです。

何かのプロジェクトや、特定の寄付先に寄付する目的で、寄付者からの援助を集めるのが募金です。

寄付型クラウドファンディングとは

一方、寄付型クラウドファンディングは、「寄付者から直接お金をいただく」という点は同じです。

そして、「寄付」という名の通り、寄付者は寄付をしても、基本的にリターンはありません。

投資型や購入型のクラウドファンディングでは、寄付をすると、何かのリターンやお礼がもらえますよね。

でも、寄付型クラウドファンディングの場合は、多くが「お金を寄付するだけ」という形になります。

(ふるさと納税制度を利用した寄付型クラウドファンディングもあり、返礼品がもらえることもあります※後述)

募金と寄付型クラウドファンディングの違いは?

ここまで見ていくと、「募金も寄付型クラウドファンディングも同じなのでは」と思いますよね。

でも、両者を比較してみるとやはり違いがあります。

寄付金の使い道に対する透明性

募金と寄付型クラウドファンディング大きく違う点は、「集まったお金が何に使われているかの透明性がある」という点です。

寄付型クラウドファンディングは、お金の使い道をかなり細かく公開することになっています。

募金の場合、お金を寄付しても、具体的にどんな使い道をされている知らないという方も多いのではないでしょうか。

「社会貢献のため」という漠然とした情報は公開されていても、具体的なお金の用途ははっきりしていない団体もまだまだあります。

具体的な使いみち、集める目的などがはっきりしているのが、寄付型クラウドファンディングの特徴といえます。

インターネットによる活動である

また、インターネットを使った活動であることも、寄付型クラウドファンディングの特徴です。

募金は「直接お金を集める」という形なので、この点も、募金とは大きく違う点ですね。

ちなみに、「○○募金」と名がついていても、インターネットで行われているものは、基本的には寄付型クラウドファンディングです。

募金と寄付型クラウドファンディングのメリット・デメリットは?

募金と寄付型クラウドファンディングのメリット・デメリットについてまとめました。

募金のメリット

募金のメリットは、何と言っても簡単にできるという点にあります。

店頭、駅前、学校などで募金を募っていることってありますよね。

見かけたらすぐ気軽にお金を渡すことができるのは、誰にでもあっという間にできるので、募金の大きなメリットと言えます。

募金のデメリット

一方、募金のデメリットは、「寄付したお金の使い道がよくわからない」という点です。

先ほどもお話したように、募金では、お金の具体的な使い道については把握せずに寄付をするケースがほとんどです。

「自分が募金したお金がどう使われているのかわからない」

それを防ぐためには、実態のわからないような団体などを選ばす、信頼のおける団体を選ばなければなりません。

寄付型クラウドファンディングのメリット

寄付型クラウドファンディングのメリットは、「お金の使い道や活動報告を知ることができる」という点です。

お金の用途や活動報告を公開してもらえるため、自分が寄付したお金がどのように使われているのか、詳しく知ることができます。

また、活動報告を見ることで、寄付先の今後の展望を知ることができる点も魅力です。

そのため、寄付者が、「自分もプロジェクトに参加した」という喜びを味わうことができます。

寄付型クラウドファンディングのデメリット

一方、デメリットとしては、「資金集めだけを目的にした団体・プロジェクトもある」という点です。

もちろん、多くのプロジェクトや団体は善良ですが、中には、ただお金だけを集めて逃げてしまうような団体も存在します。

実際に、そのようなプロジェクト・団体に寄付してお金を奪われる被害も少なくないと聞きます。

そのため、寄付者がよほど慎重に寄付先を吟味しないと、リスクが高くなるというデメリットもあるのです。

ふるさと納税を利用したクラウドファンディングも!

最近では、ふるさと納税制度を利用したクラウドファンディングも出てきました。

ふるなびクラウドファンディングでは、ふるさと納税制度を利用して、自治体または、自治体が認めた個人・団体のクラウドファンディングのプロジェクトオーナーを支援することができます。

従来のふるさと納税でも寄付で集まったお金の使い道を選ぶことはできます。

ですが、ふるなびクラウドファンディングでは寄付金の使い道がより明確になっているのが特徴です。

ふるさと納税を利用しているので、もちろん寄付金控除の対象になります。

プロジェクトによっては、返礼品を受け取ることができるものもあります。

ここで、ひとつ実際にふるなびクラウドファンディングで募集されているプロジェクトについてご紹介しますね。

「子どもの笑顔を輝かせる」白糠町(しらぬかちょう)土俵プロジェクト!

北海道白糠町(しらぬかちょう)で募集されているのが「子どもたちへの相撲イベント開催」のプロジェクトです。

 

 

子どもの笑顔輝くまちづくりのため、白糠町が『土俵プロジェクト』を立ち上げました。

特別ゲストは第65代横綱貴乃花さん。

全国の市町村に土俵を作る活動をしたいという元貴乃花親方と、白糠町の「本物との触れ合いが、子どもの好奇心を育てる」という思いが一致し、プロジェクトが進行しています。

寄付の目標金額は3,000万円で、現在(2019/10/1)は798万円が集まっている状況です。

今後の進捗が楽しみですね。

どうか目標金額を達成し、子どもたちに素晴らしい相撲イベントを楽しんでもらえることを祈るばかりです。

このように、具体的なプロジェクト先に寄付できるのが、ふるなびクラウドファンディングのメリットです。

ちなみに、このプロジェクトに寄付をすると白糠町の特産物が返礼品として頂くことができます。

自分が応援したいことに寄付ができ、さらに美味しいものまで頂けるのはかなり嬉しいですね。

まとめ

募金と寄付型クラウドファンディングは、「リターンなしの寄付」という点は同じです。

ただ、寄付型クラウドファンディングはインターネットを使った活動です。

そして、「寄付金の使い道や活動報告を明確に公開しているかどうか」という点も違います。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、寄付をする前は、私たちもよく見極める必要があるということですね。

また最近では、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングも出てきました。

基本的にリターンがないと言われている寄付型クラウドファンディングですが、中には返礼品を貰えるプロジェクトもあります。

「このプロジェクトを応援したい」

「この団体を支援したい」

と具体的に応援したい支援先があれば、ぜひクラウドファンディングでの寄付を募っているか探してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です