夕張市への寄付の推移や使い道は? 鈴木元市長は今はどうしてる?

北海道夕張市は、2007年に財政が破たんし、その立て直しに努めてきました

最近では、夕張市の博物館で火災が起きてしまったこともあり、苦しい道を歩んでいます。

ここでは、夕張市に寄せられた寄付の推移や、寄付金の使い道についてまとめました。

さらに、若手市長として注目を集めた、鈴木直道元市長の現在についても触れていきます。

夕張市への寄付の推移について

2007年に財政が破たんした夕張市では、様々な方法で、寄付を集めてきました。

そこで、夕張市への寄付(ふるさと納税)の推移はどうなっているのかを見ていきたいと思います。

ふるさと納税で寄付を始めた当初である2008年度の寄付金額は、2,821万円(296件)と公に報告されています。

その翌年の2009年度は金額が一気に伸び、6,443万円(318件)と前年の倍以上の寄付金額が集まりました。

寄付件数は大きく変わっていないため、一部の方が多額の寄付をされたのかもしれませんね。

2010年~2013年の4年間は、2,000万円台~3,000万円台の間の平行線をたどります。

  • 2010年度:3,039万円(203件)
  • 2011年度:2,105万円(193件)
  • 2012年度:2,005万円(221件)
  • 2013年度:2,485万円(336件)

2013年度あたりからはふるさと納税がTV番組などでも取り上げられるようになり、ふるさと納税をされる方、受け入れる自治体も徐々に増えてきました。

ですが、ふるさと納税で夕張市に寄付できるということを知らない人が多かったため、この現状を変えようと、2014年からは、15,000円以上寄付した人に特典を付けることにしたそうです。

特典の品に選ばれた夕張メロンが人気を呼び、この年から一気に寄付金額が上昇します。

また、25,000円以上・50,000円以上の寄付者には、最高級品の夕張メロンが贈られるというシステムも作られました。

その結果、2014年度は9,118万円(4,229件)、その翌年の2015年には2億713万円(7,488件)が集まるようになったのです。

更に、その後は、クラウドファンディングとふるさと納税をコラボするという新しい試みも始めました。

これにより、夕張市へのサポーターも全国に広がり、寄付の必要性を知ってもらうきっかけになったそうです。

夕張市への寄付の使い道について

では、夕張市へ寄せられたたくさんの寄付金は、具体的にどのような使われ方をしたのでしょうか。

集められた寄付金は、いったん「幸福の黄色いハンカチ基金」という財団に、一括して積み立てられました。

その後、夕張市の地域再生や、夕張市に住んでいる人の福祉の充実のために使われました。

ここ何年かの報告書を見てみると、福祉と教育の充実に加え、夕張市の文化財の保護などにかなり多くのお金が使われたようです。

もちろん、その他の町おこしや事業支援などにも、寄付金が使われたようです。

また、寄付した人が指定した団体を助成するためにも、寄付金が使われていたそうです。

夕張市は、寄付金の使い道について、報告書をネット上に公開しています。

引用元:夕張市「夕張まちづくり寄附条例」平成29年度報告書

この情報公開は10年ほど続いており、報告書もかなりわかりやすいものだと感じました。

このような報告書を公開していることから考えると、寄付金は、きちんとした使われ方をしているのではないかと思います。

夕張市といえば元市長の鈴木直道氏が有名!

さて、夕張市と言えば、最年少で当選した若手市長として注目された、鈴木直道(すずき なおみち)元市長が有名ですね。

 

夕張市の財政再建団体のため、月額給与は70%カットし年収は約251万(2017年)、退職金と交際費は100%カットしていたため、マスメディアからは「日本一給料の安い首長」と紹介され、注目が集まりました。

鈴木直道氏の経歴について

鈴木直道氏の経歴についてご紹介しますね。

鈴木直道氏は高校を卒業後、家庭の事情で東京都職員となったものの、進学の夢をあきらめず「昼は仕事、夜は大学生」という忙しい生活をしながら大学を卒業されました。

2008年の26歳のときに、財政再建団体となった夕張市への派遣職員として夕張市市民課市民保険グループへ派遣になり、夕張市の厳しい財政状況を目の当たりにします。

若さを生かしてさまざまな課題に全力で立ち向かっていき、地域の方から信頼を得ていきました。

2010年には夕張市への派遣期間が終了し、東京都に帰ることになりますが、最終日には多くの夕張市民が市役所前に集まり、黄色いハンカチを振って見送ったそうです。

鈴木直道氏が夕張市民がいかに慕われていたかが分かるエピソードですね。

東京に戻った後には、夕張市の方から熱い出馬要請を受け2011年の夕張市長選へ立候補し、当選します。

全国最年少の30歳1ヵ月で市長に就任してからは、まちの機能を集約する「コンパクトシティ構想」を推進し、人口減少が進む夕張でも豊かな暮らしができるような体制を組みました。

そして、破たん時には、353億円もの金額だった借金を2026年度までに完済する計画を進め、財政再生団体からの脱却に道筋をつけます。

2013年には、夕張メロンを世界に通じるブランドにするべく、渡航費用など30万円を私費で払いカタールへ渡ります。

そして、手荷物で持っていたメロン約50玉を現地の有力者に振る舞い、翌年には、夕張メロンのアジア初輸出が決定しました。

同年には、ダボス会議を開いている世界経済フォーラムが選ぶ、2013年の「ヤング・グローバル・ リーダーズ(YGL)」に選出されています。

その後、2015年の夕張市長選で再選し、2019年2月まで約8年間夕張市長を務められました。

高校卒業後に学業と仕事を両立させた逞しさ行動力、市長としてのリーダーシップは類まれなるといっても過言ではないかもしれません。

鈴木直道氏は今はどうしてる?

鈴木直道元氏は2019年2月に夕張市長の座を降りました

そこで、鈴木直道氏が今現在どうしているのか、迫っていきたいと思います。

鈴木直道元氏は、2019年2月に北海道知事選挙に無所属で立候補する意向を表明しました。

そして、2019年4月に北海道知事選に当選を果たし、今は北海道の知事として活躍しています

夕張市長就任時は市長として全国最年少でしたが、北海道知事に就任している現在(2019)でも都道府県知事の中で最年少です。

北海道知事に立候補した理由として、夕張市の財政破たんを再生させたという大きな実績の元、北海道をさらに飛躍させたいという思いがあるそうです。

また、「北海道を世界にアピールする」という攻めの姿勢で臨む点も、若手ならではのエネルギッシュな姿勢ですね。

そのため、積極的に北海道の魅力を世界に売り込み、更に豊かな北海道にするべく、邁進しているそうです。

市長としての大きな実績に甘んじることなく、次の挑戦に挑み続けているのですね。

鈴木直道元市長は、「過去の人」ではなく、紛れもない「現在進行形のチャレンジャー」だと言えます。

まとめ

夕張市は、「クラウドファンディングのコラボ」という新しいやり方で、多くの寄付を集めました。

その結果、寄付だけでなく、夕張市のサポーターもたくさん増やすことができました。

今の時代に合った形で寄付を集めたことで、財政再建だけでなく、夕張市全体が開けてきたと言えますね。

これで大きな実績を上げた鈴木直道元市長は、今は北海道知事として、新たな挑戦を続けています。

夕張や北海道へはふるさと納税という形でも寄付ができます。

夕張市へ金銭での応援ができるうえに、お礼として夕張市の特産品をもらうことができますよ。

もちろん、お礼の品を辞退し、100%の金額を夕張市に使ってもらうことも選択できます

気軽に行えますので、ぜひ夕張市や北海道への寄付をお考えならふるさと納税を利用してはいかがでしょうか。

夕張市へのふるさと納税なら夕張市公式HP

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