寄付と寄附、寄贈の違いや使い分け。どっちが正しい?

皆さんは寄付と寄附、寄贈がどう違うのか、どう使い分ければ良いのか、理解できていますか?

インターネットで調べてみると沢山の情報が出てくるのですが

色んな意見が飛び交っていたり…

難しい表現で書かれていたり…

必要以上に雑学が多かったり…(小声)

調べれば調べるほど、分からなくなる方も多いと思います。

そこで今回は、寄付、寄附、寄贈の意味や違い、使い分けについて解説したいと思います!

寄付と寄附の違いは?どっちが正しい?

結論から書きますと、どちらも違いは無く正しいです!!

まず初めに『寄付』と『寄附』について簡単に、且つ、分かりやすく説明していきますね。

『寄附』は、古くから使われていた旧字の表記で、後から誕生した『寄付』は『寄附』の簡略化した表記になります。

そのことから、古くから使われていた『寄附』が正式な漢字になるので、「簡略化した『寄付』を使うのは失礼にあたる」と、考える方もいらっしゃるようです。

実際にそういったトラブル例が、ネット上に書かれていました。

お仕事上でお相手に使う場面がある方は失礼の無いよう、注意が必要ですね。

次の段落で正しい使い分けを説明しているので、しっかりマスターしていきましょう。

寄付と寄附の使い分けについて。登記する場合はどっち?


では、『寄付』と『寄附』はどう使い分ければ良いのか簡単に説明していきます!

法令や公用文での【附】の表記は、国の指針によって附属・寄附・附則・附帯・附置の5つの単語のみに使い、その他の単語には【付】を使うことになっています。

このことから、法令や公用文では『寄附』を使うのが望ましいです!!

一方、簡略表記の『寄付』は、画数が少なく書きやすかったために、日常生活では『寄附』よりも好まれていたそうです。

これにより常用漢字として選ばれ、使われる頻度も上がりました。

常用漢字とは?
法令・公用文書・新聞・雑誌・放送等、一般の社会生活で用いる場合の
効率的で共通性の高い漢字を収め、分かりやすく通じやすい文章を書き表すための漢字使用の目安。
(出典・百科事典マイペディア)

ですので、日常生活での一般的な場面で使うときは『寄付』を使うのが望ましいそうです。

上記を簡単にまとめると

  • 法令や公用文では『寄附』を使い、
  • それ以外の日常生活では『寄付』を使う!

これさえ覚えてしまえば迷うことなく簡使い分ける事が出来ますね。

前の段落でお話ししたように仮に『寄付』と書いたことによってトラブルが起きたとしてもきちんとした説明が出来れば、お相手も納得されるのではないかと思います。

寄付と寄贈の違いは?

次に『寄付』と『寄贈』の違いについて説明していきます。

『寄付』とは公共事業・公益・福祉・宗教施設などの組織や団体へ金銭や品物(主に金銭が多い)を、無償で贈ること

また、災害の際に送られる義援金も『寄付』になります。

『寄贈』とは教育機関や医療機関などの公共性の高いところに品物を無償で贈ることを言います。

どちらも無償で何かを提供することなのは一緒ですね(^^)/

使い分けする際にちょっと考えてしまいそうですが

  • 『寄付』は品物や金銭を、『寄贈』は品物を贈ること。
  • 『寄付』は公共事業・公益・福祉・宗教施設などの組織や団体へ。
  • 『寄贈』は教育機関や医療機関などの公共性の高いところへ。

と覚えておくと良いと思います♪

まとめ

皆さんいかがでしたか?

ご理解頂けましたでしょうか??

私は頭から煙が出そうなほど難しい!と思ってましたが要点さえしっかり覚えておけば、簡単に使い分けが出来るということが分かりました。

寄付の感じの使い分けについて全く知識がなかったのですが、そんな私がこの記事を書き上げれるまでに理解出来たのも要点だけをしっかりと押さえることができたからだと思います!!

この記事が、皆さんのお役に立てれば嬉しいです♪

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