年始の挨拶に書く年賀状。
足りなくならないように多めに購入して余ってしまったり、書き損じてしまった年賀状をそのまま保管している方はいらっしゃいませんか。
数年前の年賀状があるという方も中にはいるかもしれません。
交換期限はないので5円の交換手数料を払えば、郵便局で切手や普通ハガキと交換してもらえます。
しかし普段はハガキや切手を使う機会が少ない方は、わざわざ郵便局に出向いて交換してもらうのも面倒に感じるかもしれません。
そこで余ってしまった年賀状を役立てることはできないのか。
年賀状の寄付について調べてみました。
書き損じ、未使用の年賀状なら寄付できる
年賀状はポストに投函していない未使用の物や書き損しのものであれば、寄付といった形で役立てることができます。
たくさん年賀状が余ってしまったが、切手や普通ハガキに交換しても使う予定がないという方は、捨てるのはもったいないので寄付をおススメします。
不要な年賀状が寄付することで役に立つのであれば、気兼ねなく余った年賀状を断捨離することができます。
それでは寄付された年賀状は、どのように使われているのでしょうか。
書き損じ、未使用の年賀状の寄付で何ができる?
書き損じ、未使用の年賀状を寄付を受けつける団体に送ると、受け付けた団体は郵便局で新しい切手に交換してもらいます。
引用元:NPO法人 テラ・ルネッサンス
団体までの送料はこちらの負担になりますが、年賀状を切手に交換する交換手数料は団体側の負担、もしくは手数料を差し引いて郵便局で交換してもらっています。
交換してもらった切手は、買取業者などや企業に買い取ってもらうことで換金し、寄付金となります。
寄付金は受付する団体によって使われ方が様々で、主に発展途上国の方々の支援に使う団体が多いようです。
ユニセフへの募金、地雷撤去、盲導犬育成など多岐にわたるので、自分の思いに沿った団体を調べてみるといいかもしれません。
次は寄付を受け付けている団体について調べてみました。
ハガキの寄付を受付している団体について
ざっくりと調べただけでも年賀状の寄付を受け付けている団体は20団体近くありました。
- 日本赤十字社(支部ごとに異なる)
- 赤い羽根共同募金(地域ごとに異なる)
- 公益財団法人 日本盲導犬協会(盲導犬の育成)
- 一般財団法人 カンボジア地雷撤去キャンペーン(カンボジアの地雷撤去)
- 公益財団法人 日本ユネスコ協会連盟(発展途上国などの子どもたちへの支援)
- あしなが育英会(事故や病気、災害等で親を亡くした等の家庭へ子どもたちの支援)
- 財団法人 緑の地球防衛基金(植林活動等)
- 株式会社 インプレス(ユニセフへの寄付)
- 認定非営利活動法人 エファジャパン(カンボジアの子どもたちへの支援)
- JVC日本国際ボランティアセンター(パレスチナの人々への支援)
- 公益財団法人 ジョイセフ(発展途上国の女性支援)
- 認定非営利活動法人 IVY(アイビー)(発展途上国の人々への支援)
- 特定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン(アジアの貧困層の子どもたちへの支援)
- 公益財団法人 ケア・インターナショナルジャパン(発展途上国の人々への支援)
- チャリボン「はがき・デ・キフ」(支援先を選ぶことができる)
- NPO法人 テラ・ルネッサンス(地雷問題や子ども兵などの解決)
NPO法人などが多く、日本ユネスコ協会連盟、日本赤十字社、赤い羽根共同募金、日本盲導犬協会、あしなが育英会など、よく耳にする団体でも年賀状の寄付を受け付けていました。
年賀状は住所など個人情報を印刷している場合も多いので、寄付するのを不安に感じる方もいらっしゃると思います。
個人情報の管理についても団体で保管中は年賀状は金庫に入れておき、郵便局で交換後はシュレッダーにかけてもらうと、ホームページにしっかり記載している団体もありました。
個人情報の取り扱いに不安に感じる方は、住所や名前を書いてしまった年賀状は寄付しない、もしくはしっかりと個人情報の取り扱いをについて記載してある団体を選ぶことをおすすめします。
また、寄付の受付期間は、いつでも行っているという団体もあれば、期間限定と決まっている団体もあったので注意が必要です。
個人で1枚からでも寄付は受け付けています。
学校やサークルなど団体で集めた後、まとめて寄付を受け付けている団体へ送付するのもいいかもしれないですね。
調べてみましたが、寄付された年賀状を郵便局で切手に変えて換金するというスタイルに大きな差はないようです。
年賀状を買うことで寄付ができます
ちなみに、年賀状には『寄附金付郵便はがき』というものがあります。
日本郵便が運営している、寄付つき年賀状という社会貢献プログラムがあります。
障害児訪問保育アニーでは、このプログラムの助成で事業を支えて頂きました。
日本郵便と、年賀状で寄付してくださった方々に感謝です!https://t.co/CBxZjd8sAb pic.twitter.com/PhAcjPCxZ2
— 駒崎弘樹 ( Hiroki Komazaki )@4月15日〜19日までお休みします (@Hiroki_Komazaki) 2017年11月24日
寄附金付郵便はがきは、普通の年賀はがきに寄付金がプラスされて販売されている商品です。
現在は、一枚に付き3円の寄付金額になっており、年間約3億円もの寄付金が集まっています。
集められたお金は、病気などの研究・治療などの事業支援、青少年の育成、スポーツ振興、環境保全などの社会福祉事業へ助成金として振り分けられます。
新年の挨拶をする年賀状ですが、そこに寄付という気持ちを載せて届けることができます。
年賀状を出す人、受け取った人も嬉しい気持ちになる新年のご挨拶になりそうです。
まとめ
余ってしまったり書き損じた年賀状でも寄付することができます。
郵便局で切手や普通ハガキに交換してもらうのも手間がかかるので、結局、余ってしまった年賀状を処分してしまうこともあったのですが、寄付ができるのであれば役立てていきたいですね。
年賀状だけでなく不用品がでた場合も、すぐ処分する事を考えるのではなくて、何か役立てることはないかまず調べてみることも大事だと感じます。
ただ捨てるのは簡単かもしれませんが、寄付といった形だと気持ちよく断捨離することができますよね。
もっとこのような取り組みを多くの方に知っていただきたいと思います。
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