小学校卒業と同時に不要になるランドセル。
実は非常に頑丈にできていることから、国外に物資として寄付するととても喜ばれます。
国外だけではありません。
綺麗に使用されたランドセルであれば、なんらかの事情でランドセルを入手できない国内の子供達に寄付することができます。
今回はランドセルを寄付するための様々な方法をご紹介します。
目次
ランドセルの寄付について
小学校の思い出のつまったランドセルを卒業と同時に捨ててしまうという方も多いかと思います。
ですが、それはとても勿体ないんです。
壊れないように、頑丈、かつ、雨や雪にも負けないように作られているため、6年間使ってもまだまだ使えるというランドセルは意外と多いです。
使えそうなランドセルは捨てずに寄付することで、再び有効活用してもらえます。
寄付されたランドセルは世界の子供達の鞄として活躍したり、国内の施設で暮らす子供達の元に届けられたりします。
寄付方法は持ち込みや宅配便を使って送るなど様々です。
ちょっと汚れがあるものも寄付団体は受け付けてくれます。
ただし、金具やベルトなどが壊れているものや、使われている皮によっては受付ができない場合があります。
寄付はかならず注意事項などを読んでから行いましょう。
また、必ずランドセルの寄付を受付しているか事前に確認しましょう。
必要とされていない場合には、どんなに使えるランドセルであっても、善意の押しつけになってしまいます。
使える品物を必要としている人に渡す。
これが寄付の基本です。
無料でランドセルを寄付するなら
ランドセルを寄付したいと考えたときに、ネックとなるのが送料です。
基本的に、送料は負担した上で寄付をするのがランドセルの寄付では一般的です。
ですが、送料無料で寄付ができる方法や、団体がないか探してみたところ、いくつかありましたのでご紹介しますね。
地元の慈善団体に持ち込む
お住まいの地域で活動している慈善団体に直接持ち込むと無料で寄付することができます。
地元情報誌や公民館などの掲示板に回収について詳細が記載されていることがあります。
今全国に広がっている『こども食堂』などでも、受付しているかもしれません。
ただ、持ち込む場合はいきなり訪ねるのではなく必ず事前に連絡をしましょう。
地域掲示板を利用する
必要としている家庭に届けたい場合はジモティーなどの地域掲示板を利用しましょう。
引用元:ジモティー
着払いで受け取ってもらえば無料で譲ることができます。
直接会って譲る場合はトラブルに巻き込まれないよう、かならず人目のあるところで取り引きを行うようにしましょう。
ブランディアを利用する
宅配買取サイト『ブランディア』では、過去に送料無料でランドセルの回収をし、海外に寄付をしていました。
洋服やバッグの買取査定のときに送るダンボールに一緒にランドセルを入れると、ブランディアが受け取りメンテナンスを行ったうえで、国際協力NGO団体ジョイセフに渡ります。
ジョイセフの手によりランドセルは海外に渡り、必要としている子ども達の元へ届けられる仕組みです。
ランドセルだけの送付はできず、買取査定に出す段ボール箱の隙間を利用して送るのですが、送料はブランディアが負担してくれるので、なにか買取してもらいたい物がある方にはオススメですね。
寄付受付期間は過去8回ほどありましたが、現在は対象期間外になっています。
もしかしたら、今後受付を再開する可能性はあるかもしれませんので、タイミングが合えばブランディアでの寄付も検討されてみてはいかがでしょうか。
国内へのランドセル寄付を受付しているところ
被災地や児童養護施設、なんらかの理由でランドセルを入手できない子供達が国内にもいます。
しかし、国内への寄付は中古品はほとんどの団体で受け付けておらず、新品や現金での寄付が中心となるようです。
どうしても日本で使って欲しいという場合は団体や施設などに直接問いあわせを行いましょう。
- 被災地…状況によっては送られても邪魔になってしまう場合があります。
- 児童養護施設…中古はほぼ受け付けていません。新品を送る場合は早めに性別や希望の色を問い合わせる必要があります。
- ランドセルを購入できない家庭…地域掲示板などで募集をかけると引き取り手が見つかる可能性があります。
日本は新品をありがたがる傾向があります。
思い出のあるランドセルを誰かに笑顔で使ってもらいたいという場合は、海外へ寄付することをおすすめします。
海外へのランドセルの寄付を受付しているところ
ランドセルは海を越えて
引用元:ランドセルは海を越えて公式サイト
「ランドセルは海を越えて」は株式会社クラレが行う社会貢献活動の1つです。
毎年1月~4月ごろにランドセルの寄付を受付しています。
ちなみに、2019年の応募期間は1月14日~4月1日18日まででした。
事前にホームページから応募する必要があります。
料金…送料のみ
寄付されたランドセルは物資が不足しているアフガニスタンの子供達にプレゼントされます。
金具等が壊れている、豚皮をしようしているものは受付ができませんので送る前にチェックを行いましょう。
エコトレーディング
New post (タイの孤児院バンノックカミンにランドセルと文房具を届けました。) has been published on 不用品の寄付 エコトレーディング – https://t.co/yL9DBRZvFJ pic.twitter.com/M4aH5Sx99a
— 不用品寄付と輸出のエコトレーディング (@ECO_Trading_jp) 2018年6月22日
エコトレーディングはランドセルだけでなく、不用品全般の寄付を受け付けている団体です。
料金…送料のみ。直接持ち込みの場合無料。
愛知県と神奈川県に倉庫がありますので、直接持ち込むことも可能です。
寄付されたものはタイやフィリピンに渡ります。
セカンドライフ
NPO法人運営、リユースで募金活動の『セカンドライフ』です!#千葉県野田市 にお住いの T 様 からランドセルの寄付を頂きました。
青色 #ランドセル、#ECC JUNIOR #バッグ、#HOME TOWN #ダウンベスト などをお送り頂きました。 pic.twitter.com/8I57q5YdkU
— セカンドライフ (@second_lifekihu) 2018年11月30日
料金…1,980円~2,480円
料金には送料とワクチン代が含まれています。
小学校卒業は一つの区切り。
使わなくなるおもちゃや本も出てくることでしょう。
セカンドライフはランドセル以外のものも寄付受付しているので、ランドセルの中に一緒に詰めて送る事で断捨離ができます。
ワールドギフト
ウガンダの子供たち、ランドセル姿かわいい(*^_^*)
日本のランドセルは彼女たちの宝物に♪
#ウガンダ #ランドセル寄付 #ランドセル #ランドセル寄付ワールドギフト #RANDOSERU #ランドセル収納 #ランドセル姿 #ワールドギフト #国際社会支援推進会 #寄付活動ワールドギフト #社会貢献 pic.twitter.com/Uz6LlvENbL
— ワールドギフト国際支援NGO★再利用・寄付活動 (@worldgift_) 2019年2月12日
料金…2,400円~3,700円。
料金は全国一律ですが、サイズによって異なります。
送料のほかに募金や運営費用も含まれています。
多少傷が入っているものでも受け付けて貰えます。
使いかけの文房具なども寄付ができますので、不用品になったものも一緒に送りましょう。
まとめ
海外へのランドセルの寄付先は以下の団体や企業がありました。
- ブランディア(宅配買取と同梱で送料無料。募集時期については要確認)
- セカンドギフト…1,980円~2,480円(送料+ワクチン代)
- ワールドギフト…2,400円~3,700円(送料+募金代+その他費用)多少汚れのあるものも受付可能
- ランドセルは海を越えて…送料のみ。壊れているものや豚皮を使用しているものは受付不可
- エコトレーディング…送料のみ。愛知県と神奈川県の倉庫に直接持ち込みも可能
国内へのランドセルの寄付先
- 国内へ寄付している団体はほとんど無いので、養護施設や被災地などに直接問いあわせる必要があります。
- 地域掲示板を使用して必用としている人を探す
使わなくなったランドセルを倉庫に入れっぱなしにしていたり、ゴミとして処分するのはとても勿体ないことです。
もう使うことがないランドセルを必要としている人がいます。
日本ではゴミとして処分されるランドセルも海外では重宝される物資となりますので、ぜひ寄付を考えてみてくださいね。
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